広島岡山の移動（新幹線・高速バス）

広島と岡山はそれぞれの県の県庁所在地です。両都市間は約160km離れており、移動にそれなりの時間がかかります。両都市間は新幹線と高速バス、2つの移動手段がメインですので、それぞれを比較していきます。

山陽新幹線

はじめに新幹線での移動を見ていきます。運賃の最安値は自由席の5,610円です。指定席とグリーン席の運賃で差があるのは、ひかり・さくらと、のぞみ・みずほで料金が違うためです。前者の方が安いです。所要時間は35分～1時間18分です。最速はのぞみ・みずほであり、途中の停車駅がなければこの移動時間です。両駅はいずれも全列車が停車する駅なので、運行本数は充実しており1時間辺り3本～6本あります。こだま号の移動時間が長いのは、すべての駅に停車することと、速達列車の通過待ちに時間がかかるからです。

この区間の割引切符は以下のようになっています。

この中で一番安いのはこだま指定席切符（2名以上）の4,600円、次が学割の5,000円、金券ショップの5,310円です。オンラインの切符は自由席の料金は同じで、主に指定席とグリーン席の料金が安くなります。なお、バリ得こだま・ひかりは両都市間には設定されていません。中国地方から九州・関西方面へ移動する場合に利用できます。

ツアー（JR+ホテル）

広島もしくは岡山で1泊以上するのであれば、ホテルとセットになったツアーを利用する方法も選択肢の1つです。これは新幹線もしくは、飛行機の移動と宿泊がセットになったツアーパックで、別々に予約するよりも安い運賃で利用できます。具体例をあげてみていきます。

ツアーは山陽新幹線の往復とホテル料金が含まれます。ホテルの料金は、安いビジネスホテルの5,000円台と仮定します。すべてが込みで15,200円ですが、別々に予約すると16,220円もかかります。差額は1,020円です。価格は日によって変動するので、もっと安い料金で利用できる日もあります。

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高速バス（サンサンライナー）

次に高速バスを見ていきます。両都市間は日中にサンサンライナーが運行されています。運賃は片道3,000円、所要時間は約2時間30分です。運行本数は1日6便、午前中に4便、午後2便です。広島、岡山駅以外のバス停にも停車します。特に広島市街地の北部、中筋駅、不動院が起終点の場合は、乗り換えが必要になるのでこちらの方が便利でしょう。渋滞については朝夕の時間帯の一般道と、行楽シーズンでは山陽道が渋滞することがありますが、平日や休日の日中であればほとんど渋滞しませんので、早くに到着することもあるでしょう。

高速バスには往復切符5,400円（片道2,700円）と、回数券9,300円（片道2,323円）があります。これらを利用することで、更に安く利用できます。

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まとめ

以上をまとめると、移動時間の面では新幹線、運賃の安さでは高速バスが圧倒的です。割引切符を利用しても高速バスの方が圧倒的に安いです。以下に早見表をまとめておきます。