神戸高松の移動（鉄道・高速バス・フェリー）

神戸は兵庫県の県庁所在地であり、兵庫県東部に位置しています。高松は香川県の県庁所在地であり、四国の北部、岡山に隣接しており四国の玄関口でもあります。両都市間は約150km離れています。ここでは、両都市間の移動について鉄道と高速バス、フェリーの3つの移動手段を比較して見ていきます。

鉄道（新幹線と快速）

三宮⇔市営地下鉄⇔新神戸 ⇔山陽新幹線⇔岡山 ⇔瀬戸大橋線 （マリンライナー）⇔高松

自由席：6,800円 指定席： 8,170円～8,490円 グリーン席： 10,860円～11,180円

地下鉄：約15分 新幹線：33分 在来線：1時間10分 合計：約1時間58分

はじめに鉄道での移動を見ていきます。三宮を起点とすると、新神戸まで地下鉄、新神戸岡山間は新幹線、岡山高松間は在来線の快速マリンラインーを利用します。瀬戸大橋線では徳島行きの「うずしお」も利用できますが、運行本数が少ないことや特急料金がプラスされるにもかかわらず、移動時間は在来線と変わらないのでここでは掲載しません。

運賃は最安値で6,800円、移動時間は約2時間です。これは、乗り換えと待ち時間も含めた時間です。運行本数は、新幹線は1時間辺り３～6本、快速マリンライナーは1時間辺り2本あるので本数は多いです。快速マリンライナーには指定席、グリーン席もあり座席はクロスシートです。快速とはいえ、実質特急列車と同じ快適性です。

上記の運賃は、割引切符を利用することでさらに安くできます。

このうち、最安値はこだま指定席切符の片道4,360円、次が学割の5,980円です。前者は四国発限定なので、神戸発の場合はバリ得の6,400円が最安値です。

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ツアー（JR・航空券+ホテル）

新神戸⇔山陽新幹線⇔岡山 ⇔特急しおかぜ⇔高松

ツアー価格： 17,600円～

個別に申し込んだ場合： 交通費：6,800円x2 ホテル：5,000円～ 合計：18,600円～

次にツアー（JR）を見ていきます。このツアーは新幹線と快速の往復運賃とホテル代が含まれています。三宮新神戸間の地下鉄の運賃は含まれていませんので、三宮発着の場合は＋210円かかります。ツアーは17,600円台からあり、最安値と比較すると、個別に申し込んだ場合に比べて1,000円安くなります。ツアーのメリットとしては、ホテルと切符が一緒に予約ができる点で、それぞれ個別に予約する手前が省けます。

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高速バス

	新神戸駅・三宮・高速舞子 ⇔高松エクスプレス⇔高松中央IC・高松駅 *その他高松道沿線のバス停に停車	4,300円	3時間7分
	神戸三宮・高速舞子⇔フットバス ⇔高松中央IC・高松駅・国分寺 *その他高松道沿線のバス停に停車	4,300円	2時間58分

次に高速バスを見ていきます。両都市間には2つのバスが運行されています。高松エクスプレスは神戸市内と高松市内および、高松道沿線のバス停に停車します。フットバスは大阪・なんば発のバスが中心で、高松市内および、高松道沿線のバス停に停車します。いずれも停車駅に大きな違いはありません。運賃は4,300円、移動時間は約3時間です。フットバスの方が多少速いものの10分の違いです。土日、行楽シーズンは渋滞により遅れる可能性はありますが、それ以外の時期は神戸発着であればそれほどでもありません。大阪発着の場合、神戸大阪間の渋滞により遅れることがあります。この区間はドル箱路線というだけあって、運行本数は合わせると30本以上あり便数が多いです。

下記に割引切符を掲載します。

最安値は学割の3,150円です。割引切符を購入することで3,300円～3,850円まで安くできます。

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ジャンボフェリー

三宮駅⇔有料バス⇔神戸港 ⇔ジャンボフェリー⇔高松港 ⇔無料バス⇔高松駅

神戸バス：210円 フェリー：1,890円～1,990円 合計：2,100円～2,200円

神戸バス：10分 フェリー：4時間15分 高松バス：15分 合計：4時間40分～

最後にフェリーを見ていきます。両都市間にはジャンボフェリーが運行されており、このフェリーを使って移動します。運賃は1,890円～1,990円、これは乗客のみの料金で、自転車、自動車を載せる場合はこれに追加料金がかかります。また、土日、深夜は上記に＋500円かかるので、2,600円～2,700円です。往復割引を利用すると、1,790円～1,890円まで安くできます。移動時間は4時間40分です。いずれの港も市街地から比較的近い位置にあるため、公共交通のアクセスはそれほど不便ではありません。特に神戸港に関しては、三宮駅から徒歩で30分の距離です。運行本数は1日5便あります。深夜、朝、日中、夜です。運行本数は多くありません。時間の融通はあまり利かないのが難点です。

このフェリーは運賃がとても安く、乗客だけであれば高速バスよりも安いです。その一方で移動時間は一番長く、高速バスよりも長いのが特徴です。フェリーの場合、船内で一泊することも可能な路線がありますが、この路線の場合、航行時間が短いためそれができません。そのため、宿泊費を節約することはできず、いずれの都市でホテルなどを予約する必要があります。

まとめ

以上をまとめると、運賃の安さではフェリーが圧倒的で、次が高速バスの順です。移動時間の面では新幹線と快速マリンライナーが圧倒的に速くなります。以下に早見表を掲載しておきます。